2024.07.06

池上彰先生の「夢に向かって」を視聴して ④

 子どもたちに、学研グループ特別講演、池上彰先生による「夢に向かって」を視聴して、要約と感想を書くよう指示したので、いくつか紹介している。小学4年生の特進科には、感想文だけを課した。原文のままである。

 

 

 私は、池上彰先生の「夢にむかって」を見て、何で勉強するのかということを知りました。それは大人になった時に、こまらないようにするために、勉強するのだと思いました。けど私は夢や目標がまだ決まっていません。でも池上彰先生が「時間はまだいっぱいある」と教えてくれました。でも時間がいっぱいあるけど、私はそれを大切に使っていないと思います。例えば、苦手な物を「いや」と言ってしまったり、テレビを見たり、ゲームをしたりしてしまいます。

 時間を大切に使うということは、自分のしょう来のためだと先生の話を聞いて、とてもよく分かりました。だから私は引き続き勉強をがんばります。しょう来のために、中学受験で合格して志望校に行きたいからです。またくじけそうになったら、この話を思い出して立ち直ろうと思います。

 

  

 上手に書けていると思う。

 3行目、「けど私は~」に続いて「でも池上彰先生が~」さらに、「でも時間がいっぱいあるけど、~」とあるのは、いい書き方ではない。「けど」「でも」は、逆接の接続詞だが、連続して使用すると、結局何が言いたいのかわからなくなってしまう。

 少し前に授業で解説した、例示の接続詞「例えば」を使って、読点を打ったうえで、三つの具体例を「たり」という言葉を使って表現しているところはうまく書けている。

 「くじけそうになったら、」ぜひ、「この話を思い出して」、立ち直ってほしいと願う。