私の塾講師としてのキャリアも最終盤にかかってきました。
長らく昇英塾で教鞭をとり、しばらくの間、離れていたものの、昨年戻ってきて、特進科の生徒を中心に教えました。
この度、思いがけず名張本校の教室長に就任するにあたり、私が積み上げてきた教務力、教育への情熱のすべてを、次代を担う子どもたち、お預かりする子どもたちに捧げる決意です。
学力アップ、志望校合格が、我々、塾講師にとっての使命であることは言うまでもありません。そのために、日曜日に「学習会」と称する補習授業を行いますし、個別に指示を出すこともあろうかと思います。それらすべて、学力アップにつなげるためのものです。
しかしながら、私は学力アップさえ果たせばそれでいいとは考えておりません。多感な子どもたちの人間的な成長に寄与できるような教育を実践していくことも大切な務めであると確信しています。
20世紀最大の科学者の一人、アインシュタインの言葉を胸に、子どもたちに昇英塾で学んでよかったと思ってもらえるよう、努力いたします。
―教育とは、学んだことをすべて忘れてしまった後に残るものを言う。―