「百合が丘校では、S先生とO先生にお世話になりました。中学になって本校に来てからは、はばっち先生や、N先生、F先生に教えていただきました。」

昇英塾の現役の講師陣の名前が次々にあがります。中には、現在いらっしゃらない先生の名前もありましたが、元塾生のことばを聞いて思ったのは、私たちが、チームで今までやってきたということです。長い期間在籍してくれたということも、もちろんありますが、個性を持った講師陣が、彼に様々な形でかかわってきた、その事実です。

講師陣の名前の中には、亡くなった「殿下」の名前もありました。詳細を話すと、「ブログを読ませていただいたので、もしかしたら、そうじゃないかと思っていました。自分のことを取り上げてくださったこともあるので、それはコピーにかけておいてあります。」

殿下のあげるブログは、写真やグラフ、図が添えられ、わかりやすいこと、この上ないものでした。このことばを聞き、うれしい気持ちと同時に、寂しさが込みあげました。そうして、彼の死が私にもたらした影響を彼にも伝えた次第です。