読書、皆さんはしていますか?マンガは好きだけど、読書はあんまり…という人も多いのではないでしょうか。本には大きく分けて「文学的文章」と「説明的文章」の二つがありますが、いろんな分野の本を大いに読んでほしいと思います。
今年の4月から、教科書が変わりますが、国語の教科書がどう変わるのか、気になります。「文学的文章」に分類される、「小説」「物語」で何が残るのか、そして変わるなら、どんなものに変わるかが興味深いのです。現在の教科書(名張市、伊賀市では「三省堂」の教科書が採用されています)では、昔から読み継がれてきた「名作」とされ、いろんな教科書にも掲載される作品として、中1では、芥川龍之介の「トロッコ」とヘルマン=ヘッセの「少年の日の思い出」、中2では、太宰治の「走れメロス」、中3では、魯迅(ろじん)の「故郷」、森鴎外の「高瀬舟」が掲載されています。
このあたりの作品は変更がかからないように思っています。「走れメロス」などは、私も教科書で教わりました。「名作」とは、時代を超えても色あせることないの魅力や、子どもたちの教育を考えるうえで、「教材」になりうる価値や面白さを持った作品だと言っていいでしょう。
「名作」でなくても構いません。皆さん自らが面白そうだと感じて選ぶ本を読むことによって、大きな感動を得られたり、人生の方向性を決定づけられたりするような、そんな「読書」を体験してほしいと思います。次の展開が気になって仕方のない、そんな本や、ラストですごい感動に包まれる、そんな本が必ずあります。
そんな本との出会いをぜひ果たしてください。