まちがえた問題を次にまちがえないようにすることが、学習の基本です。まちがえることは、恥ずかしいことでも何でもなく、新しいことを学ぶとき、難しい内容を教わるとき、最初はわからなかったり、まちがえてしまったりすることは、むしろ、当然のことだと言ってもいいのです。
そして、そのまちがい、わからないことから、学びが始まります。どうしたらまちがえなくて済むのか、どうしたら正解を導き出すことができるのか、それを1回でなく、2度、3度繰り返すことで、自分の頭の中に、解き方であったり、考え方であったりが整理された状態で知識として定着していくのです。
教科書を何度も読む、できれば声に出して耳で聞く、ノートに書いて、書いたものをもう一度見てみる、覚えているかどうかを確認してみる、などなど、科目や単元によって、学習の進め方は違ってきますが、これらが学びの基本です。1回ではなく、繰り返すことが大切だということは、先ほども書いた通りです。
何度も読み、見直し、書き、覚え、これの繰り返しが、やがて確かな学力となり、解くおもしろさやわかる喜びが実感できるようになります。そうなれば、学ぶことは、決して苦しいこと、つらいことではなく、楽しいこと、おもしろいことだと気付けるようになるでしょう。
皆さんも、学習を「楽しい」「おもしろい」と感じられるところまで、がんばっていきましょう!