小学6年生の授業
「できるようにさせる力というのも、いうまでもなく先生としての実力だ。習っているときにはひたすらつらかったけれども、続けたら力がつき、好きになった、というタイプの授業もある。とくに語学の場合などはそういう先生がいる。
塾などでは、力をつけさせられないと、生徒がやめてしまいかねない。そういう厳しい環境の中にさらされているわけだ。」
(4月9日実施 浜学園 公開学力テスト 小6国語 大問三より引用。原典は齋藤孝「試験について考え直す」・『教育力』〈岩波書店〉所収より)
「と、この著者、齋藤先生はおっしゃってる。オレは斎藤先生の著書を何冊も読んでる、いわば、ファンなんや。で、オレは君たちにとって、どんな先生なんやろか。」
男子生徒A「あんな、先生の授業はな、全然おもろないねん。(笑)全然おもろないねんけど、話は長いねん。(爆笑)」
「まぁそんだけ、言いにくそうなことをズバズバゆうてくれるなぁ。(笑)ったく、ホンマ。Bさんは、どうや?」
女子生徒B「でも、先生はいろんなことを教えてくれるから、力がつくと思います。」
「えらい!ええことゆうやないか(笑)。さすがは、Bさんや。『おもろない』とか、『話が長いとか』(笑)、そんなんやのうて…」
女子生徒C「でも、先生の話は福井先生より長いねんでぇ。(笑)」
女子生徒D「そやそや、福井先生よりずっと長い。」
「ホンマかいな。オレの話は福井先生より長いんかいな。」
女子生徒C・D「長い。長い。ずっと長い。」