名張市主催の「なばり元気発信フェスタ」内にて開催する、昇英塾主催、名張市教育委員会後援の「私立中学校・高等学校 入試説明会」が近づいている。11月5日開催である。
第27回を数える昇英塾主催「入試説明会」が、名張市教育委員会の後援をいただくのは、昨年に続いて2回目。
「元気発信」の名の通り、「入試説明会」のほかにも、創業50周年を迎える(株)ワカマツさんの「ワカマツ感謝祭」において、クレーン車に乗って記念撮影するコーナーや、昨年同様、ヒップホップのダンスショー、シャボン玉おじさんのパフォーマンス、キッチンカー8店舗による飲食ブース等々、盛りだくさんのイベントが行われる。詳細は名張市のホームページで紹介されているが、名張市を拠点に活動する、実に多彩な企業、団体、有志が、出品や販売、実演、紹介を行う。
当日は、自社イベント「入試説明会」に張り付くので、じっくり見物することは難しいだろうが、興味深いものがいくつもある。「入試説明会」に参加する昇英塾生も、家族で楽しんでもらえることと思う。
一私塾が行う「入試説明会」が、市の教育員会の後援を受けて実施できることは、実に感慨深い。思えばここまでの道のりは、決して平たんなものではなかった。地域密着型の校舎展開をする我々昇英塾は、大手の塾とは違い、当初から、何から何まで、いわば「手作り」で歩んできた。顧みても、開催場所には、今はもうなくなってしまったところもあり、私が担当していた、私立中学校・高等学校の「学校案内」を含む資料収集では、当時2回実施した「入試説明会」の初回での配布資料、学校案内の補充を失念し、2回目の「入試説明会」に配布するべき冊数に不足を生じさせてしまうという、大失態をしでかしたこともあった。
今では、多くの私立中学、高校の先生方においでいただけるようになったが、「名張市の昇英塾?」といった対応を取られたことも、今となっては懐かしい。
今年、「最後のご奉公」で戻ってきて、早、半年以上が過ぎた。昨年の「入試説明会」の様子は知るべくもないが、教育委員会の後援という事実に、「よくぞここまで。」との感が強いのである。自社の人間が言うと手前みそになるが、昇英塾の草創を支えてきた一人として、幾星霜の重みを感じずにはおれないのだ。平穏無事に27回を数えるわけではなく、そこにはいくつもの失敗、泣き笑い、互いの協力の積み重ねがある。
今回の開催で、また一つ、歴史を刻むことになる。