2024.05.14

「子どもたちの作品 ⑥」

 今回は「言葉の働き、学ぶ意義」について書いてくれたものを紹介する。一部、加筆訂正している。現代は、言葉の意味を調べるのも随分楽になった。ただ、実際には、「調べる」という行為をしない者も多い。調べなければ、学ばなければ、語い力の養成にも限度があるのも確かだ。結末の「自分が成長していくためにとても大切なもの」という気付きを得たこの塾生の、国語力はもちろん、学力全体のアップはまちがいないと思える。

 

 ぼくが先生のブログを読んで考えた言葉の働き。それは、相手に内容を想像させたり、実際の気持ちをくわしく伝えたりすることだと考えました。その理由として、先生のブログを読んでいく中で、とても難しい言葉を使った表現で文章が書かれていたからです。難しい表現を使った言葉の意味を理解していくだけで精一杯でした。しかし、言葉一つひとつの意味を調べていくうちに、少しずつその時の先生の心情や、先生が見た風景などを想像できるようになっていました。そしてブログを読み終えたぼくの心の中は、その桜の風景を実際にながめているような感覚になりました。言葉の使い方や表現の仕方だけで相手の感じ方がこんなにも変わってくるんだと思いました。それに、言葉で表現することはとても難しいことだと知りました。

 次に言葉を学ぶ意義について、ぼくは自分の知らない言葉を調べてそれを自分が相手に伝えるときや聞くときに活かしていくためだと考えました。ぼくは先生のブログを読み、伝えたいことを表現しようとすると、とても難しいなと感じました。それは、ブログの中にぼくの知らない言葉がたくさんあるからだと思いました。しかし、ぼくがその難しい言葉を知っていたら相手に分かりやすく伝えることや話の内容を理解することができると思いました。言葉を学ぶということは、これから自分が成長していくうえでとても大切なものだと思いました。