2025.01.17

昇英コラム①~中学生になる皆さまへ知っておいてほしいこと~

皆さま初めまして、私は昇英塾・百合が丘校の堀井と申します。

小学6年生の方は、あと数か月で中学生となります。中学生になると、通う学校が変わるだけでなく、新しい友だちができたり、新しく部活動に入ったり、勉強の内容が難しくなったり‥と大きく周りの環境が変わります。

今日はその変化の中の一つ「勉強の内容が難しくなる」についてお話しさせていただきます。

中学校の定期テストの難易度について、中1の1学期中間テストの時こそ平均点は高くなりますが、徐々に平均点が下がっていきます。この傾向は何十年も前からずっと変わっておりません。しかし、ここ1,2年の定期テスト得点分布(中1データ)をみていると、ある変化がみられるようになったと私は考えております。

それは、「勉強が苦手な生徒の割合が以前よりも増えた」ということです。

最下段の棒グラフをご覧ください。これは名張市内のある中学校の定期テスト結果です。左が中1・1学期中間テストの得点分布で、右が中1・3学期学年末テストの得点分布です。ご覧の通り、9か月の間に得点分布の状況が激変しています。以前のように「5科目合計の平均点が310点前後」の状態ではなくなっています。なぜこのような状況になったのでしょうか。

一つの可能性として考えられるのが、「勉強の難しさに対応できない生徒が多くなった」という理由です。入学したばかりのテストはそれほど内容が難しくなく結果を残すことができたが、その後の急激な難易度の変化についていけなくなった‥ということでしょう。そして、この状態になることを防ぐには「基礎学力をしっかりつける」「勉強の習慣をしっかりとつける」の2点がポイントとなります。

現小6生の皆さまとその保護者様には、ぜひとも知っておいていただきたいポイントです。

~次回へ続く~