中学2年生の感想文を紹介する。1行目が序論、2行目から本論、「このように」で始めた最終段落が結論という典型的な「三段構成」で書き、内容的にもすばらしい。深い考察をし、その言語化に成功している。原文のままにしたが、二段落目「一つ目は」で始まる段落内に、修正すべき箇所が二つある。考えてみてほしい。大きなミスではないものの、少しわかりにくい。
ぼくがこの言葉によって表されていると思うことが三つあります。
一つ目は生命の尊さや現在を大切にすることに気付かせてくれるということです。昔の失敗したことや間違いを忘れ、未来のことについて心配したりせずに今この瞬間に生きていることの素晴らしさを教えてくれるんだと思います。
二つ目は自分自身を見つめ、高めるきっかけになるということです。私たちは人々と助け合い、自分の意思で動くことができます。その自分にそなわった能力をもっと発揮しようと思わせる言葉なのです。能力を発揮することでよりよい生活につながっていくと思います。
三つ目は限られた「人生」という時間をどう生きるかです。命は一度しかなく、限られた時間の中でどう生きるかが大切になります。この言葉には、命が限られた時間である「今」を生きているという深い意味が込められています。自分自身に何ができるか、何をがんばるのか、何を目的にしてどう行動するかを目標にすることで人生を、生きる意味を見出す手助けになると思います。また、限られた時間を生きる生命の不思議さを表しています。私たちは自分の人生の長さをコントロールすることはできませんが、自分の命を大切にすることはできます。この言葉は、自分が生きていることの奇跡を感じさせ、周りの人の命も大切にするよう促しているのです。
このように「今、いのちがあなたを生きている」という言葉にはさまざまな意味がこめられています。僕はこれからも自分や周りの人の命を大切にしたいと思いました。もし壁にぶち当たったときには、この言葉を思い出して、今生きていることのありがたみを感じ、壁をやぶれるようにがんばっていきたいです。